the GREEN MAN

インテル、2012-2013シーズンのトレーニングスーツ。サプライヤーはナイキ。どのチームにも同じことが言えるが、トレーニング用のジャージは毎年必ずチームカラーを基調にデザインされている。インテルのカラーは言わずと知れた青。ただトレーニング用のジャージは毎年採用される青の色味が違う。ホームキットにも使用される濃い目の青から、蛍光色に近い水色、珍しいところを挙げると黄緑に近い青色を採用したシーズンもあった。今年のキットはここ数年の中でも特に秀逸なデザインなので紹介したい。ジャケットが黒ベース、または青ベース。パンツが黒といった通年良く見られていた上下のコントラストがはっきりした組み合わせではなく、今シーズンは全体を青系で統一し、爽やかな印象にまとめられている。また特筆すべきはそのデザインで、青、水色、白の３色をシンプルに配分しているが、アシンメトリーの構図を取り入れているので地味になりすぎることなく、ちょうど良いインパクトを演出している。袖の色が左右で違うジャケットなど派手なイメージしか浮かばないが、違和感を感じさせないあたりは流石である。素材もとても柔らかく軽いので、冬のアップ時、練習時に活躍しそうだ。ただ一点、日本独自の仕様なのか不明だが、パンツの裾が広がっているデザインは何をするにも良いことがないと感じている。このモデルで裾が絞れたシルエットだったらパーフェクトなキット。青いトレーニングジャージをお探しの方へかなりオススメな一着だ。