エバートンFC、2012-2013シーズン、サードキット。エバートンは今季までに、アンブロ/プーマ/ルコックなど、欧州スポーツメーカーがサプライヤーを担ってきたが、今季からナイキがサプライヤーとなった。胸のスポンサーであるタイのビールメーカー「Chang」が特徴的なキットで、スポンサーロゴも白抜き/黒/青など、キットカラーに合わせてのパターンが存在するので、歴代のデザインを見渡してもキットとマッチした色のコンビネーションのものが多い。今季のアウェイモデルは多少面白みに欠けるが、ナイキらしいと表現するべきか、襟、袖、裾などに余計なデザインを全く含まないので、ありそうでないシンプルなデザインに仕上がっているキット。写真右の選手、長身でアフロヘアーがインパクト抜群な選手(マルアン・フェライニ)だが、なぜだか好んで長袖を多く着用する機会がダントツに多い。「え?冬は長袖を着ないの?」と疑問に思う方もいると思うが、どういうことか説明すると、最近選手は冬場でも半袖タイプのシャツを着用し、シャツと同色のインナーをシャツの下に着る選手が多い。恐らくプレー中、相手選手と競り合いをする際に袖を掴まれることを懸念して、長袖をセレクトする選手が減少したという背景が推測される。ただ見た目の印象だけだと、抜群に長袖のキットの方が、パンツとのシルエットバランスが良くなるし、インパクトも大きいのでオススメ。このエバートンのサードモデルは白が基調の単色モデルで、全体のシルエットがラフに設計されているため、ゆったり着れるモデル。膨張色である白が全体に配色されているからか、より存在感が大きく、印象的に感じる。ロゴなどの配置、デザインもキレイにまとまっていて、派手なモデルが苦手な人でも、選んで損はしないキットだろう。イギリスのチームらしい紳士的な印象を感じさせてくれる上品な襟も、存在感すら感じさせないほど自然にキットのデザインに溶け込んでいる。トータルであっさりした印象の気取らないデザインが魅力のポイント。あまり着用している人を見かけないモデルなので、是非とも試してほしい。
Pienaar / Marouane Fellaini
エバートンFC 2012-2013 サードキット
Everton 2012-2013 Third Kit / nike
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