the GREEN MAN

ブラジル代表、2011-2012シーズンアウェイキット。サプライヤーはナイキ。実際の国際試合ではあまり目にすることが出来なかったモデル。ブラジル代表のアウェイモデルは、チームのエンブレムにも配色されている鮮やかな青のカラーリングを採用することが多かったが、このモデルは珍しく少しくすんだ水色。他の国や、クラブチームでも、シャツでこの色味を採用しているチームはなかなか見当たらない珍しいキット。どちらかといえば日本人に親しみやすい古典的な色味で、この珍しいカラーリングについて当のブラジル国民の評論がとても気になるところではある。シャツ自体にはあまり伸縮性は感じられないが、シルエットがしっかりしているので丈夫な作りになっており、素材も通気性が良い薄手のものなので、夏でも涼しく着用できる。デザインは横一文字のカナリアカラーが胸に配置されているシンプルなもの。ベースの色味が少しくすんでいる水色なので、カナリアカラーの黄色との相性はとてもよく、双方の色の深さを強調し合っている良いバランスのキット。全体のスタイリングを渋くまとめることも、明るくまとめることもできるマルチなシャツでもある。細部の作り込みで特に驚いた箇所が、胸のエンブレムの裏地。シャツを裏返してエンブレムが刺繍されている部分に目をやると、なんと鳥のカナリアがプリントされている。もちろんコレは裏地用にプリントされていて、ブラジル代表の特長でもあるカナリア色からカナリア自体をプリントしているあたり、細部の遊び心が満載のナイキらしい仕上がりになっている。